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満足できる1年の過ごし方

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喫茶喫飯(きっさきっぱん)

 

【定義】

・お茶を飲んでいる時は、お茶を飲むことだけに集中しよう。

・ご飯を食べている時は、ご飯を味わうことだけに集中しよう。

 

 

IT化によって、マルチタスク化が進んでいます。

 

つまり、同時に2つ以上の行動を行うことです。

 

例えば、スマホを見ながらTVゲームをしたり。

 

例えば、テレビを見ながらご飯を食べたり。

 

たしかに、テレビを見ながらTVを観ることで時間の節約になります。

 

一石二鳥という言葉があるくらい。

 

だって時間が大切だし、効率的だし。

 

けれども、複数のことを同時に行うと頭が混乱することありませんか?

 

例えば、電話をかけながらメールを作っていると、誤字だらけだった。

 

例えば、複数の資料を同時に作っていて、訳が分からなくなった。

 

なぜこういう現象が起こるかというと、

 

複数のことを同時に行うことで、脳には大きな負担がかかっているからです。

 

1つのことに集中している時の脳活動量と、

 

2つのことに集中している時の脳活動を比べたら?

 

後者の脳負担率は2倍です。

 

解決策は、脳の活動量を増やすためにチョコレートを食べまくることです。

 

糖分をいっぱい摂って、脳に栄養分を届けましょう。

 

が、あまり理想的ではありませんね。

 

ということで、シングルタスクが大切ですよって話になります。

 

つまり、1つのことに集中することです。

 

例えば、ご飯を食べることだけに集中したら、味わって食べることができます。

 

例えば、お茶を飲むことだけに集中したら、本来の甘味や苦さを味わうことができます。

 

昔のドラマやアニメの食卓シーンを見てみると、1つの円卓に家族が集まっています。

 

無言で。

 

なんだか寂しいシーンですが、理に適っているように思えます。

 

こちらのワンシーンは、不気味なほどに哲学的な意味合いが含まれています。

 

「今やっていること1つに集中して生きなさい」

 

こういったメッセージを暗に示した場面ではないだろうか。

 

最近では、シングルタスクの人はマルチタスクの人に比べて、人生の幸福感が高いという研究結果もあります。

 

シングルタスクの人は1つのことに集中するので、満足感が高いのですね。

 

例えば、毎月ピアノ、ギター、ハーモニカを練習する人

 

と、

 

毎月ピアノだけに集中して練習する人がいたとする。

 

火を見るよりも明らかで、後者の方が充実感がありそうです。

 

「ああ、もう1年経った。何もしない1年だった」

 

という方は、何か1つでもよいので集中してできる趣味や仕事を作ってはいかがでしょうか。