人生とは自分を見つけることではない。
人生とは自分を創り出すことである。
by バーナード・ショー
MBAかじり虫生徒であった時、当時のチューターからこのような質問をされました。
「君にとって大切にしていることは何?成し遂げたいことは?それはなんで大切なの?」
当時は全く返答できませんでした。
当時は、ではなく、今、も答えられる自信が全くないのだけれども。
この質問ってとても難しいです。
当時私以外にも答えられる人は少なかったのですが、ちらほら答える人がいました。
回答した人たちに共通するのは、起業家であったり、NPO関係者であったり、起業しようとしている人たち。
そんな個が強い人たちを見て、心の底から凄いなと思いました。
彼らは明確な意志を持って生きている。
他者の目や期待を得るためではなく、自分の哲学に沿って生きている。
属に言う、内発的動機が強い方々です。
翻って、私のようなサラリーマンは所詮、他人が作った箱に入っているだけです。
サラリーマンのことを悪く言うつもりは毛頭ありませんが、
「個」を持って生きる人たちを見てかっこいいなと感じました。
「君にとって大切にしていることは何?成し遂げたいことは?それはなんで大切なの?」
この質問を深く考えてみたのですが、難しい。
過去と将来を結びつけるアイデンティティを理解しておかないといけないし、
それをストーリー化することも必要です。
過去やってきたことや、将来やりたいことを実際に書き出してみるものの、
なんか漠然としない。
過去やってきたことは、無理やりにでもストーリー化することは可能です。
「あの過去があったから、この体験ができたのだ」
と、結果論から話を美化することができます。
必死に意味付けするんですよね。
間違った過去はしてきてなかった、と自分を慰めるために。
では、将来について考えるのはどうか?
やはりこれも難しい。
「過去○○の経験をしてきたから、将来は○○の経験をする」等、
他人に美化したストーリーを話すことはできます。
ただし、これは他人目線が入っているんです。
他人に褒められたいから、ストーリーを美化して自己満足に走る。
マーケティング戦略を立てる時は有効でしょう。
しかし、人生を考えるとなると他人目線を排除して、自分が本当にやりたいことを見つけるのが大切じゃないでしょうか?
と、色々悩んでいるときにこのような名言が目に入ってきました。
人生とは自分を見つけることではない。
人生とは自分を創り出すことである。
by バーナード・ショー
刮目しました。
解釈は人それぞれですが、
私の解釈は「過去に目を向けず、未来に目を向けよう!正解は自分で創るもの。未来は創ることができる」
彼は私に警鐘を鳴らしてくれました。
正解は常に変わっていくものだし、そもそも正解/不正解は自分で決めることで、他人がどうこう言う立場ではないですよね。
「君にとって大切にしていることは何?成し遂げたいことは?それはなんで大切なの?」
久々にこのテーマでチューターと話をしてみた。
彼に凄く褒めてもらえた。
嬉しかった。
話した内容を読み返してみた。
皮肉にも、他人目線で作ったストーリーだった。