私たち動物の生きる目的は、後世に遺伝子を残すことです。
本日「利己的な遺伝子」という本を読み終えました。
4cmと分厚く、580ページもあって、読むのに大変苦労しました。
とはいうものの、面白すぎて3日で読むことができました。
要約すると、
「他人に親切な行動をすると、社会や周りからの評価が上がります。すると、優秀な結婚相手をゲットできます。結果、優秀な遺伝子を残すことができます。遺伝子は幸せです」
といった内容である。
遺伝子が人間に対して、「良い遺伝子を残したいから、他人に親切にしてやれ」と命令するんですね。
なんて利己的で自己中な遺伝子なのでしょう!
とはいえ、結果的には相手に親切することになって、相手もハッピーになります。
???
自己中な性格しているけど、最終的には皆がハッピーになってる。
アダムスミスが唱えた、「神の見えざる手」と同じですね。
神の見えざる手・・・各個人の利己的な経済行動が、結果的には社会全体の利益をもたらすこと
別の視点から切り取ると、
「遺伝子と人間の関係は、運転手と車のようなもの。
人間を運転しているのは、遺伝子です」
って表現もできます。
遺伝子が身体を動かしているとしたら、もうわけが分からなくなりますよね。
本当に自分の頭で考えているのか?
自分の頭で考えているつもりでも、遺伝子に操作されているのか?
人間の脳は100%あるうち、10%しか使っていないとの研究もあります。
90%は使っていないという仮説もあります。
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先日「あなたの体は9割が細菌」という本を読みました。
こちらは厚さ3cm、320ページほどありました。
要約すると、
「人間の体は90%が細菌・微生物」です。
本の題名そのままです。
この本から学んだことは、
微生物や細菌が好きな食べ物を取り入れよう!という視点です。
だってだって!
90%が微生物だとしたら、微生物をうまく飼わないといけないですよね。
最近は「この食べ物は、細菌が喜ぶだろうか?」と視点を切り替えて食べ物を選んでいます。
例えば、「このラクトバチルスプランタルム菌が入っているキムチを食べたら、腸細菌が喜ぶぞ~」
例えば、「このサーモフィラス菌が入ったヨーグルトを食べたら、腸細菌が喜んでくれるだろうか?」
さらには、「マクドは細菌が嫌うだろうな、やめとこう」
ここで1つの仮説が思い浮かんできました。
もしかしたら我々は、細菌や微生物が喜ぶ食べ物を無意識に選んでいるのではないだろうか?
病気になりたくないから、細菌や微生物にごちそうを与えよう。そうしたら健康を維持できるぞ!といった無意識レベルで。
90%が細菌・微生物なのだから、人と言える部分は10%になります。
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人間とは何か?
今でも答えは出ていません。
日々研究されていますが、もしかしたら、正解は存在しないのかもしれない。
なぜならば、ただ存在するだけで、自然システムの一部であるから。
私はそう思います。
けれども、人間って存在意義や因果関係を理解したい生き物です。
1を聴いて10を知りたい。
まさに10%ヒューマンです。
現在「ルーシー」という映画が配信されています。
人間が100%脳を活用できたら、どうなるの?って話です。
ご興味あれば鑑賞してみてはいかが。